ご機嫌いかがでしょうか。南越谷コイノニア教会の黒川豪です。
わたしたちは、日常生活の中で、様々な悩みを抱えることがあります。その悩みの中で、かなり大きな割合を占めるのが、人間関係の悩みではないかと思うのです。そして、対立した人間関係を拡大していきますと、戦争になります。特に女性や子どもを含めた多くの民間人が巻き込まれて犠牲になる現代における戦争を、わたしたちは何としても避けなければなりません。
イエス・キリストによれば、「平和を実現する人々は、幸いである」というのです。なぜなら「その人たちは神の子と呼ばれる」からです。「平和を実現する」とは、今既にある平和な関係を維持するというよりも、積極的に平和な関係を作り出す、という意味です。さらに「平和」には、人間同士、国家同士などの横の関係の平和と、神と人との縦の関係の平和があります。
神は、イエス・キリストの十字架の血によって平和を打ち立ててくださいました。わたしたち人間は、イエス・キリストを信じる信仰により、イエス・キリストの十字架の死を根拠にして、すべての罪を赦され、神との平和な関係を回復していただくことができるのです。
そして、神との縦の関係の平和が回復させられたわたしたちは、必ず、他の人びとと神との平和の関係、さらには人間関係における平和の実現にも用いられていくのです。