ご機嫌いかがでしょうか。南越谷コイノニア教会の黒川豪です。
この世の中には、いろいろな性格の人がいます。短気で怒りっぽい人もいれば、気が長くて、のんびりしていて滅多に怒らない人もいます。また、社交的で華やかな人もいれば、内向的で口数の少ない人もいます。私の場合、いずれも後者に当てはまります。気が長くて、のんびりしていて滅多に怒らず、内向的で口数が少ないのです。あなたも、ご自分をどちらかに分類することができると思います。
ところで、イエス・キリストによれば「柔和な人々は幸いである」というのです。わたしなどは、どちらかと申しますと、優しくておとなしい人、すなわち「柔和な人」ですから、イエス様から「幸いである」と褒められていると思って喜びたくなります。
けれども、イエス・キリストは、人間の中のある性格の人を祝福しておられるわけではないのです。「柔和な人々」とは「貧しい人々」と言い換えることもできる言葉であり、神の助けなしには生きていけない自分の無力さ、惨めさを認めた人のことを指しているのです。そのような人に対して、イエス・キリストは、「幸いである!」と宣言してくださいます。なぜなら、「その人たちは地を受け継ぐ」からです。
「柔和な人」、すなわち、神の助けなしには生きていけない自分の無力さ、惨めさを認めた人は、神が用意してくださった「地」、永遠の天の御国を受け継ぐことができる人です。ですから、「柔和な人々は、幸いである」のです。