ご機嫌いかがでしょうか。南越谷コイノニア教会の黒川豪です。
この放送を今聴いている方の中に、悲しみの中にいる方がいらっしゃるかもしれません。肉親や配偶者との死別、親しい友人との死別や、自分自身が病床に伏していたり、なかなか解決しない課題を抱えていたり、状況は様々だと思います。
わたしもかつて、深い悲しみを経験したことがあります。その内の一つは、耐えがたい悲しみであり、心に大きな穴が空くような、心が引き裂かれるような悲しみでした。そのような悲しみの中を通っているとき、わたしたちは自分のことを普通、幸福だとは思いませんし、周りの人もそのような経験をしているわたしたちのことをかわいそうな人だ、不幸な人だと見なすと思うのです。
けれども、イエス・キリストによれば「悲しむ人々は、幸いである」というのです。なぜなら「その人たちは慰められる」からです。神は、悲しむ人々、辛いこと、悲しいことを、神の前にすべてさらけ出して「神様、憐れんでください!」と叫びながら、わんわん泣きながら神にぶつかっていくようなわたしたちに対して、「幸いである!」と宣言してくださいます。そのようにする私たちのことを、神が慰めてくださるのです、力づけてくださるのです、
ですから、ぜひ悲しみや辛さを、そのまま神の前にさらけ出してみてください。神は、神にしか与えることのできない深い慰めを必ず与えてくださいます。