黒川豪（南越谷コイノニア教会牧師）

メッセージ： 心の貧しい人の幸い

　ご機嫌いかがでしょうか。南越谷コイノニア教会の黒川豪です。

　少し前のことですが、教会に興味を持っている方から「わたしの心はとても汚いのです。心がきれいになるにはどうしたらいいのでしょうか。」と聞かれたことがあります。この放送を今聴いている方の中にも、自分の心の汚さに悩んでいる方がいらっしゃると思います。わたし自身、イエス・キリストに出会う前の自分の心の状態を思い出してみますと、とても汚れていましたし、なんとかその状態から救われたいともがいていました。

　ところでイエス・キリストによれば、「心の貧しい人々は幸いである」というのです。なぜなら「天の国はその人たちのものである」からです。

　普通、あなたは「心が貧しい」人だな、などと言われると、わたしたちは侮辱されたと思って腹を立てるのではないでしょうか？
　けれども、イエス・キリストによれば「心の貧しい人々は幸い」なのです。

　イエス・キリストがここでお語りになっている「心の貧しさ」とは、神なしにはやっていけない、神の助けなしには生きていけない、そういう意味での「心の貧しさ」です。そのような人々に対しては、その人がどのような状況に置かれていようとも、「あなたは幸いだ！」と神が宣言してくださるのです。
　なぜなら「天の国はその人たちのもの」であるからです。心の貧しい人、神の助けなしには生きられない人は、この地上に生きている時から天国を経験できるからです。

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