おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
「結局、たった独りで人は死んでいくのだ」という言葉を聞くと、とてもやるせない気持ちになります。確かに、自分に付き合って死を共にしてくれる人などいませんし、そんなことを願ってはいけません。けれども、ほんとうに人は独りで死んでいくのでしょうか。
イエス・キリストは弟子たちに「わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。」(マタイ28:20)と約束してくださいました。神が「共にいる」ということ、これは聖書全体の中に繰り返し出てくる言葉です。聖書の神は様々な時に、様々な仕方で「共にいてくださる」ことを約束してくださいました。
助けがなくて孤独だと思っているその時にも、聖書の神は近くに寄り添って歩んでくださるお方です。このお方によって全宇宙は成り立っているのですから、これほど大きな支えはありません。この世に生まれてくるときも、この世を去るときも、そして、この世を去ったその後にも、神が共にいてくださいます。そう信じて生きるとき、希望をもって歩むことができます。
今朝の言葉…「わたしたちの主キリスト・イエスによって示された神の愛から、わたしたちを引き離すことはできないのです。」ローマの信徒への手紙8章39節