いかがお過ごしですか。北中山教会の坂本です。
ザアカイは、エリコという町に住む徴税人でした。ローマに納める税金を取り立てるだけではなく、不正な取り立てをして自分のふところにも入れて財産を増やしていました。
ある日、イエス様というお方がエリコの町にやってこられるという知らせが伝わると、ザアカイも、イエス様を一目見てみたいと思いました。背が低かった彼は、近くのイチジク桑の木に登りました。
イエス様がこの下を通りかかると、「ザアカイ、急いで降りて来なさい。今日は、ぜひあなたの家に泊まりたい。」と、名前を呼んで声をかけられたのです。
人々はザアカイを軽蔑し、神から見捨てられていると思っていたことでしょう。しかしイエス様にとっては、神様のもとから迷い出てしまった大切な存在でした。イエス様は、変わることのない神様の救いの約束に従って、「私は今日、予定通り、あなたの所に来たのですよ!」と、ザアカイに語りかけられたのでした。
イエス様は、今日、あなたにも語りかけておられるのです。
聖書の言葉
「イエスは言われた。『今日、救いがこの家を訪れた。この人もアブラハムの子なのだから。人の子は、失われたものを捜して救うために来たのである。』」ルカによる福音書19章9節10節