おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
今週はクリスマスを迎える週になりました。12月25日が祝日ではない日本では、多くの教会でクリスマス直前の日曜日にクリスマス礼拝があります。しかし、考えても見れば、何月何日にイエス・キリストがお生まれになったのか、聖書のどこにも書いてありません。そういう意味では、どの日にキリストの誕生をお祝いしたとしても、あながち間違いとは言えないでしょう。
さて、イエス・キリストが何月何日にお生まれになったのか、ということよりも、もっと大切なことが聖書には記されています。キリストがお生まれになる前に、生まれてくる男の子の名前は「インマヌエル」と唱えられる、と神はお告げになりました。
インマヌエル…それは「神は私たちと一緒にいてくださる」という意味です。イエス・キリストこそ、神が私たちの身近にいてくださることを実感させることのできるお方です。
ほとんどの人にとって神は遠い存在であるかもしれません。そう思いたくなるようなことがあまりにも多い世の中だからでしょう。しかし、イエス・キリストに実際に出会った弟子たちは、恵みと真理とにみちているキリストを通して、まことの神をそこに見たと証言しています。
今日の聖書の言葉
「いまだかつて、神を見た者はいない。父のふところにいる独り子である神、この方が神を示されたのである。」ヨハネによる福音書1章18節