いかがお過ごしですか。三川栄二です。
3年前に妻が心肺停止、脳死状態となり、しかしそこから奇跡的に蘇生するという経験をしました。しかし手足のコントロールができなくなり、自分の意志とは無関係に手足が勝手に動いてしまう、そんな状態が続きました。
それでも3年前のちょうど今ごろは寝たきり状態だったところから起き上がって、歩行器を使って廊下を歩くことができるほどになりました。妻は意志の強い自立心のある女性でしたから、人の助けを借りずに自分でできることは自分でやることにしようと努力していました。そうした気持ちがあるので少しずつですが回復していきました。
しかし毎日病院に通い続けているわたしは、ちょうどこの頃が疲労のピークだったと思います。体も心も疲れ果てているのを覚えました。倒れそうになるような思いにあったとき、この御言葉をいただきました。
「主は倒れようとする人をひとりひとり支え、うずくまっている人を起こしてくださいます。」詩編145編14節です。
まさに倒れようとし、うずくまってしまいそうな自分の手を、神はしっかりと握りしめて支えていってくださる。この約束に希望をいただいてなんとか介護を続けることができました。
人生を生きていく中には倒れてしまいそうになる時もあります。その場にうずくまってしまいそうになることもあります。でも大丈夫です。そこからあなたを助け起こして、支えてくださる神がいるのですから。