あさのことば 2018年9月24日(月)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

小峯明(船橋高根教会牧師)

小峯明(船橋高根教会牧師)

メッセージ: 罪の赦しの福音

 いかがお過ごしですか。船橋高根教会の牧師の小峯明です。
 ある時、イエス様のもとに大勢の人々が集まり、教えを聞いていました。イエス様のおられる家は入口まで人で一杯でした。そこに、体の不自由な人を床に乗せて運んできた4人の人がありました。しかし、人が一杯で、中に入ることができません。そこで彼らは、その家の屋根に上り、屋根に穴を開けて、その穴からイエス様の前に床をつり降ろしました。

 当時の家は、屋上が物干し場のようになっていて、外に階段もついていたようです。それにしても、人の家の屋上に上って穴を開けるとは大胆です。彼らは、何としてもイエス様に連れてきた人を癒して欲しかったのでしょう。彼らはイエス様にはそれができると信じていました。屋根に穴が空き、人が床ごとつり降ろされてくるのを下からご覧になってイエス様は、その人たちの信仰を見て、言われました。「子よ、あなたの罪は赦される。」(マルコ2:5)

 この言葉を彼らは期待していたでしょうか。彼らが期待していたのは、病の癒しです。「起き上がり、床を担いで帰りなさい。」(マルコ2:11)という言葉を屋上の4人も、そしてつり降ろされた体の不自由な人も期待していたと思います。

 しかし、イエス様は、その人の罪を赦しました。それはイエス様がそのために来られたからです。病が癒されて健康になっても、罪の赦しを受けなければ、結局は死の滅びで終わります。けれども、罪が赦されていれば、わたしたちは死んでも復活します。罪はわたしたちを縛りつけ、わたしたちの自由を奪いわたしたちを動けなくし、死に導きます。その縄目をイエス様は解いてくださいます。

 イエス様の罪の赦しの力を信じましょう。「あなたの罪は赦される」、イエス様はわたしたちにも語りかけてくださいます。

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