おはようございます。坂井孝宏と申します。
クリスチャンに独特の言葉遣いを天国人のボキャブラリーとして紹介しておりますが、今日は「安心」という言葉を考えてみます。
「安心して行きなさい」という呼びかけが、聖書には繰り返し与えられています(マルコ5:34など)。私も、毎週の礼拝におきまして、最後に「祝福の宣言」というものをして、信徒の皆さんを送り出すのですけれど、その時に「安心して行きなさい」と伝えます。この祝福の宣言が、毎日を生きていくための大きな力になっていると、そんな声をよく聞きます。私自身も本当にそう感じています。
「安心して」という言葉は、ヘブライ語ではシャローム、ギリシア語ではエイレーネーで、平和・平安という意味を持つ言葉です。平和のうちに歩みなさい、ということです。その平和というのは、何よりも神様との関係における平和です。神様が、愛する独り子イエス様を与えてくださって、私たちの罪を赦してくださいました。
私たちは信仰によって義とされて、わたしたちの主イエス・キリストによって神との間に平和を得ています(ローマ5:1参照)。だから、今や神様が私たちの味方でいてくださるから、私たちはもう神の子としていただいたのだから。恐れることは何もない。安心して行きなさい。って言われます。
そう言われながらも、なおも恐れてしまう私たち。その私たちをも、神様が丸ごと引き受けていてくださいます。だから、安心して行きなさい。