ごきげんいかがですか。東川口教会の櫻井良一です。
私はちょうど二十歳のころに教会に通い始め、教会で洗礼を受けてクリスチャンになりました。当時、私は長い間家に引きこもる生活を続け、希望のない毎日を送っていました。このままではどうにもならないと思った私が門を叩いたのが近所にあるキリスト教会でした。
教会の人たちはとても親切に私を迎えてくださいました。でも私はむしろ神さまを信じて喜びを持って生きている教会の人の姿に触れて、自分とのギャップを感じてしまったのです。
それからというもの私は教会の人たちと同じようになりたいと思いながら、求道生活を続けましたが、なかなかうまくいきません。私は相変わらず、自分の心の弱さに絶望する毎日を続けていました。「自分はこれでも本当に神さまを信じていると言えるのだろうか。」と悩んだのです。
そんなとき、ある本で「私たち人間は自分の力では神を求めることも信じることもできない。」と言う言葉に出会いました。そしてこの時初めて自分が今真剣に神さまを求めているのは、神さまが私に働きかけてくださっているからだと言うことが分かったのです。神さまはもうすでに私を捕らえて、救いにいれてくださっていたのです。そしてそのことに気づいたとき、私の心に喜びが与えられ、洗礼を受けて信仰生活を始めることができました。
聖書の言葉
「また、聖霊によらなければ、だれも「イエスは主である」とは言えないのです。」
コリントの信徒への手紙一 12章3節です。