おはようございます。綱島教会の小宮山裕一です。
「天の父」。このフレーズは教会の中でよく聞く言葉です。祈る時にも、最初に「天の父よ。」と私達は祈ります。祈りとは天の父に対する祈りです。
よく口にしているこの「天の父」という言葉ですが、考えてみると不思議な言葉です。「天」は私達から遠く離れているところです。まるで天国のようだ、と言うとき、その意味は日常から離れた体験だということです。私達が住んでいる地上とは遠く離れているところ。そのところを表現するとき、私達は「天」と言うのです。
対して、「父」というのは非常に身近な存在です。父親は肉親であり、血肉を分け与えてくれた存在です。
この「天」と「父」。この2つの言葉によって私達は神様のことを呼びます。天にいる。つまり、私達からは遠く思われるような、人間が思いもよらないほどの力と輝きを持っているお方。そのお方のことを、非常に親しいお方として、「父よ。」と呼ぶのです。これが、神様と私達の関係です。この神様が聖書が伝える神であり、このお方を私達は救い主であるキリストを通して知るのです。
神は天におられる。そうだとすれば、私達はこの地上での様々な悩みや問題をこのお方に委ねることができます。神はすべてに勝る力を持っているのです。
それと共に、私達はこのお方を「父よ。」と親しく呼ぶのです。神は私達を見守り、私達に呼ばれるのを待っておられる。
このお方を信頼しましょう。ご一緒に呼びかけましょう。天の父よ!