ご機嫌いかがでしょうか。南越谷コイノニア教会の黒川豪です。今週は詩編23編の御言葉に耳を傾けています。
わたしたちは、その人生の中で、様々な辛い経験、ここは「死の陰の谷」(4節)ではないか、と思うほどの苦しい経験をすることがあるかもしれません。わたしたちは実際に、人生の最後に、どのような形かは分かりませんが、肉体の死を迎えることになります。そこに、一人の例外もありません。
けれども、まことの神様がわたしの羊飼いでいてくださるなら、わたしたちは災いを、肉体の死を恐れる必要はないのです。「あなたがわたしと共にいてくださる」からです。まことの神様が、キリストが、わたしたちの、このわたしの手を握っていてくださるからです。
そしてわたしたちには、人間関係の悩みもあると思います。今日、あの人に会うのが辛い、と思えることもあるかもしれません。しかし、詩人は「わたしを苦しめる者を前にしても、あなたはわたしに食卓を整えてくださる。わたしの頭に香油を注ぎ、わたしの杯をあふれさせてくださる。」(5節)と歌います。
わたしを苦しめる者を前にしても、まことの神様は、平然とわたしのために食卓を整えてくださり、わたしの頭に香油を注いでくださいます。まことの神様は、わたしたちを苦しめる者、わたしたちが今日会うことになっている苦手な人よりも、さらには目に見えない敵であるサタンよりもはるかに強いお方です。
そのようにして、まことの神様は、わたしたちを祝福してくださるのです。杯をあふれさせてくださるのです。わたしたちの人生の感謝の杯をあふれさせてくださるのです。