いかがお過ごしでしょうか。横浜教会牧師の千ヶ崎基です。今日も、神様の御言葉に聞きたいと思います。
言っていることとやっていることが反対になっている人を見かけたことがあります。もし、語ったことと実際にしていることが違っていたならば、必ず人は信頼を失います。
詩編12編3節に、「人は友に向かって偽りを言い、滑らかな唇、二心をもって話します。」という言葉があります。今日はこれを考え、明日はこれを考えるというような移り気。言葉が伝えている心と、内側で考えている心とが違う。初めから人を騙そうとしている。こうしたことが、政治の世界、教育の現場、近所付き合い、ある場合には友だちとの間でも見られます。これでは、人間関係に歪みが生じたり、人間不信から関わりを拒んでしまうことも起こります。
そうした現状を目の当たりにして、神様に助けを求めたくなる時はないでしょうか。その叫びを神様は聞いて下さると、詩編12編6節に語られています。
「主は言われます。『虐げに苦しむ者と呻いている貧しい者のために、今、わたしは立ち上がり、彼らがあえぎ望む救いを与えよう。』」と。
聖書の神様は、私たちが言葉で傷つき、信頼関係が失われる中にも目を向けて、私たちに寄り添ってくださいます。