ご機嫌いかがですか。所沢ニューライフ教会の玉井宣行です。
アブラハムからイサクへと受け継がれた約束は、その子ヤコブへと受け継がれました。しかしそのプロセスは平坦なものではありませんでした。ヤコブは兄エサウとの双子の兄弟でした。お兄さんであるエサウの跡継ぎの権利を強引に奪ってしまったヤコブは、兄エサウから憎まれるようになったのです。命の危険を感じたヤコブは、逃げるようにして生まれ故郷を後にしました。
恐れと不安と孤独の中で、ヤコブは野宿しなければなりませんでした。そして彼は夢を見ました。天から地につながる階段があり、その階段を神様のみ使いが上ったり下りたりしていたのです。
その時神様がヤコブに語りました。「見よ、わたしはあなたと共にいる。あなたがどこへ行っても、わたしはあなたを守り、必ずこの土地に連れ帰る。わたしはあなたに約束したことを果たすまでは決して見捨てない。」と。
恐れと不安と孤独の中で神様を見失っていたヤコブは言いました。「まことに主がこの場所におられるのに、わたしは知らなかった。」と。
私たちもまた、普段の生活の中で様々な困難や苦しみを経験します。そして困難や苦しみが大きければ大きいほど、自分を見失い、ましてや神様のことなど眼中になくなってしまうものです。しかし神様はそのような私たちにも聖書を通して語ってくださっています。「わたしはあなたに約束したことを果たすまで決して見捨てない」と。その神様が今日もあなたと共におられます。