小峯明（船橋高根教会牧師）

メッセージ： わたしとわたしたち

　いかがお過ごしですか。船橋高根教会の牧師の小峯明です。
　少し前の新聞に、イギリスでは国民の7人に1人が孤独感を抱いているとの記事が掲載されていました。その解決のために、政府の中に「孤独担当相」が新設されたそうです。孤独担当大臣ということでしょう。それほどに孤独が深刻な社会問題になっているということでしょう。

　誰も好き好んで孤独になるわけではありません。記事によれば「退職や離婚など人生の節目や転機に始まりやすく、適切なタイミングで適切な支援が受けられない場合に恒常化しやすい」とありました。かつてイギリスでは、労働組合やパブ、教会などが伝統的に人々を結びつける役割を果たしてきましたが、数の減少や社会の変化により、存在感は弱まっているそうです。

　日本でも地域社会の繋がりが薄れ、戦後建てられた住宅地や団地等も高齢化が進んでいます。わたしたちも子供たちが独立して家を離れ、夫婦だけになり、そして愛する者との別れも経験するかもしれません。しかし、聖書は、神を信ずれば、愛する者との天国での再会を約束しています。天の教会と地上の教会とは場所が異なりますが、イエス様によって結ばれています。

　そして地上で暮らすわたしたちは、教会の礼拝で神と共に生きる者たちとの出会いを与えられます。教会は皆さんを待っています。神様は、神様と神様を信じる仲間との交わりにわたしたちを招いておられます。

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