ご機嫌いかがですか。千葉県八千代市にあります勝田台教会の牧師をしております、坂井孝宏と申します。
クリスチャンに独特の言葉遣いを天国人のボキャブラリーとして紹介しておりますが、きょうは「仕える」という言葉を紹介します。
私は教会に来るまでは、ほとんど「仕える」っていう言葉を用いた記憶ってないんですね。一般的には、上司に仕えるとか、会社に仕えるなんていう場合があるかもしれませんけれども、私自身はそういう生き方を避けてきたような人間でしたので、そういう言葉遣いをしたことがありません。しかし、教会に来て聖書を読みましたら、「互いに仕えなさい」って何度も書かれています。正直言って、最初は戸惑いました。自分のためではなく、他者に仕えるために生きるっていうことが、受け入れ難かったんですね。
イエス様はこう言われました。
「あなたがたの中で偉くなりたい者は、皆に仕える者になり、いちばん上になりたい者は、皆の僕になりなさい。人の子が、仕えられるためではなく仕えるために、また、多くの人の身代金として自分の命を献げるために来たのと同じように。」
マタイ福音書の20章、26から28節の御言葉です。
この世の価値観をまったくひっくり返したような言葉ですね。でも今の私には、こういう言葉が本当に胸に迫ってきます。そんな風に生きることはなかなかできないけど、そんな風に生きたいと願うようになりました。イエス様がご自身の命をささげて、罪深い自我にまみれた私を解き放ってくださったからです。