いかがお過ごしですか?川越教会の木村恭子です。
いくら祈っても神は応えてくださらないという経験、ありませんか?聞かれない祈りをどう考えればいいのでしょうか。
聖書には、「気を落とさず 絶えず祈るように」(ルカ18:1参照)と教えられています。
しかし別の所では、「何事でも神の御心に適うことをわたしたちが願うなら、神は聞き入れてくださる。」(1ヨハネ5:14)とあります。
ということは、いくら一生懸命祈っても、神の御心、神の意志と違う祈りは聞いていただけないということです。ここで難しいのは、私たちには神の御心が明らかにされていない、という点です。
ですが、逆に考えると、祈りを通して神の御心が示される、ということにもなります。つまり、本当に聞かれない祈りは神の御心ではない、ということです。しかし、それを判断するのは、忍耐して、忍耐して祈った後です。
早々と、自分の判断でその願いを手放し、祈ることをやめて、後で後悔するということもあるからです。これは私自身の若い頃の失敗でもあります。ですから今は、自分勝手に安易な判断をせず、忍耐して祈り続けるという方を選ぶことにしています。「神よ、あなたの御心であるなら」という言葉を添えて。
「希望をもって喜び、苦難を耐え忍び、たゆまず祈りなさい。」(ローマ12:12)