いかがお過ごしですか。川越教会の木村恭子です。今週はご一緒に「お祈り」について考えています。
昨日は、祈りの出だし、呼びかけ方についてお話をしましたが、今日は祈りの中身についてお話しします。何を、どのように祈ればいいのでしょうか?
初めて祈祷会に参加するとき、人前で祈るときなど、ドキドキしてしまう!という声を聞きます。キリスト教の祈りには、特別な言葉の使い方があるように感じている方もいらっしゃるでしょう。でも、そういうことをあまり気にせずに、まず神に呼びかけ、自分の心の思いを言葉にしてみてください。
一番言葉にしやすいのは、やはり「お願い」ですよね。自分の願いを素直に言葉にして祈ること。それはもう立派なお祈りです。
新約聖書の中で、パウロという人がこんなことを言っています。
「どんなことでも、思い煩うのはやめなさい。何事につけ、感謝を込めて祈りと願いをささげ、求めているものを神に打ち明けなさい。」(フィリピ4:6)
この箇所、注意して読むと、ただ願いを言葉にするだけではなく、「感謝を込めて」という一言が添えられています。「神への感謝」はキリスト教のお祈りの特徴の一つです。
今の自分を省みて、その中で神に感謝すべきことに目をとめ、お祈りに加えてみましょう。神の恵みが今まで以上に見えてくるはずです。