ご機嫌いかがですか。ひたちなか教会牧師 小林義信です。
本日のみ言葉は、新約聖書ルカによる福音書9章48節です。
「あなたがた皆の中で最も小さい者こそ、最も偉い者である。」
一昨日から新年度が始まり、新しい環境の中で、皆さんは夢と希望を持ってお過ごしのことと存じます。企業社会では地位のある方が偉く、多くの方はピラミッドの中で上下関係の悲哀の中に居られるのではないでしょうか。
ところが、この時弟子達が「この中で誰が偉いのか。」と、どんぐりの背比べを始めました、それを見たイエスは、一人の子供の手を取りこの様に申されたのです。
子供のように素直で純粋であれと言う意味だけでなく、新約聖書コリント信徒への手紙1の14章の20節に「兄弟たち、物の判断については子供となってはいけません。悪事については幼子となり、物の判断については大人になってください。」この言葉がイエスの思いを表しています。
人は利己的な自己愛の中に溺れ、神様が示された思いや、行いに従うことが出来ない者であります。必要以上の忖度(そんたく)や、へつらい、高慢、傲慢が蔓延しています。これをご存じであればこそ、イエスは「私に従う者は、信仰においてはおさなごのようになり、日々の生活に於いては大人のように知恵ある者として、身を正して生活しなさい。」と申されたのであります。