いかがお過ごしでしょうか。国立聖書教会の野島邦夫です。
モノとは異なる、他の生物とも異なる人のいのちとは何でしょうか。
聖書によれば、すべてのモノも人間以外の生き物も様々な物質から出来ています。他の生き物は確かに命を持ちますが、それは生物的生命で、モノと質的違いはありません。ただ人間だけは、物質からできていて生物的生命を持ちますが、さらに命の息を神から吹き入れられました、言葉を換えて言えば、神のかたちに創られました。これが人の命の類なさです。
では命の息あるいは神のかたちとは何でしょうか。それは、神が創ってくださった、神と人との絆です。命の源・神との魂の結びつきです。神を創造者として感謝して崇めて、神の善悪の戒めに喜んで従いたいという思いはこの絆から生まれます。聖書の言葉を使えば、これが神と人を愛して生きる原動力です。
私はそんな神を知らない、と言われるでしょうか。しかし、神はあなたを知っておられます。あなたも人、モノでなく単なる生物でもありません。神はあなたをも、命の息を吹き入れて創られましたから。あなたは神を忘れており、神との絆は切れかかっているかもしれません。しかしあなたはなお神の大切な被造物、人です。真の命を取り戻しましょう。
この絆を修復し、人に真の命を回復して下さるのが、イエス・キリストです。