あさのことば 2018年3月25日(日)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

野島邦夫(国立聖書教会牧師)

野島邦夫(国立聖書教会牧師)

メッセージ: 人のいのち1「どう思いますか?」

 いかがお過ごしでしょうか。国立聖書教会の野島邦夫です。

 最近、特別養子縁組をインターネットを通じて仲介する団体が幾つもあることを知りました。子供が欲しい夫婦が、年収などの項目を入力して登録する。予期しない妊娠などで、子供が生まれても育てられない、育てるつもりがない母親は、その情報をこの団体に連絡すると、すぐに公募が始まる。

 私の知人は、これを知って違和感を持ったといいます。確かにこれらの団体は、母親の経済的な援助もしますし、契約時には面談もある。小さな命を守るため真摯な活動をしているのはわかるが、やはり違和感があると知人は言います。
 なぜ?と私が踏み込んで訊くと、知人は言いました。「インターネットで、モノならともかく人の命まで扱われるのはどうも…。ネット通販のイメージと重なってしまう。」と。これは古い世代の時代遅れの感覚でしょうか。

 ただ、人の命は特別大切だという素朴な感情は誰にもあるでしょう。命あるものは無数にあるにしても。例えばペットの猫を家族のようにかわいがっている人がいて、目の前でペットと見知らぬ子供が溺れてかけていたら、その人はまずどちらを助けようとするでしょうか。

 人の命とは何でしょうか、どうして大切なのでしょうか。明日までの宿題を出します。「命」の説明を、家庭用国語辞典の説明程度の分量でまとめておいてください。

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