ごきげんいかがですか。東川口教会の櫻井良一です。
イエス様が活躍された時代、当時のユダヤの人々は「安息日」と言って週に一日、すべての労働を休んで神さまを礼拝する習慣を持っていました。旧約聖書には、この安息日に労働をした者は死刑に処せられると言うような厳しい掟まで記されています。
それではなぜ、神さまは人間にこれほどまでに安息日を守るようにと命じられたのでしょうか。それは私たちの人生にとって神さまを礼拝し、その神さまから励まされ、生きる力を受けることが最も大切でだからです。
だからたとえ私たちが寝る間を惜しんで働いて、たくさんの財産や高い地位を得たとしても、それだけでは私たちは自分の人生を喜んで生きて行くことはできないのです。神さまが安息日に他の労働を禁じられたのは、この礼拝に私たちの心を集中させるためであったのです。
しかし、イエス様の活躍された当時のユダヤの人々は、安息日に仕事をしてはならないことだけに関心を持つようになり、神さまを正しく礼拝する方法を忘れてしまったのです。救い主イエスは、私たちが神さまを正しく礼拝できるようにするためにやって来てくださった方です。だから私たちは、このイエス様によって礼拝の中で神さまの励ましを受け、生きる力を受けることができるのです。
イエスの言葉
「安息日は、人のために定められた。人が安息日のためにあるのではない。だから、人の子は安息日の主でもある。」 マルコによる福音書2章27〜28節