ごきげんいかがですか。東川口教会の櫻井良一です。
今では日本でも週休二日制さえ珍しくはなくなっています。しかし、日本に日曜日のような、休日の制度が導入されたのはそんなに古いことではありません。
明治維新によって誕生した当時の日本政府は国を近代化するために、西洋世界がもっていた制度や習慣を大幅に日本に取り入れました。明治政府がまず西洋のカレンダーを取り入れ、役所や学校で日曜日を休みとする規則を作りました。そしてこの休日の制度が、後になって日本全体に広まって行ったのです。
しかし、本来日曜日は休日と言うような単なる休みの日ではありません。なぜなら西洋社会のようなキリスト教国では、昔からこの日曜日は神さまを礼拝する日と決められていたからです。キリスト教国では、日曜日には誰もが教会に行って神さまを礼拝することが求められていましたから、それ以外の仕事を休みとする制度が生まれたのです。ですから日曜日は神さまを礼拝する日なのです。
身体は休めても、心が休まらない、そんな日曜日をあなたは今、送っていませんか。
日曜日に仕事を休んで神さまを礼拝すること、それは身体だけではなく、私たちの心や魂までも神さまによって休みを受けることのできる大切な日なのです。
聖書の言葉
「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう。」 マタイによる福音書11章28節