いかがお過ごしですか。東京恩寵教会協力牧師の千ヶ崎基です。今日も、神様の御言葉に聞きたいと思います。
これまで友達だと思っていた人たちとの間に溝ができる。そうした人間関係のもつれというのは、大なり小なり起こります。 旧約聖書に出て来るダビデという人は、周りの人たちから理不尽な理由で訴えられ、窮地に立たされました。彼はその中で神様に思いを打ち明けます。「もし、わたしが仲間から訴えられるようなことをしたのなら当然の報いとして受け入れます。」と。
でも、身に覚えのないことで責められているので、彼は神様に向かって「主よ、敵に対して怒りをもって立ち上がり、憤りをもって身を起こし、わたしに味方して奮い立ち、裁きを命じてください。」(詩編7:7)と言い、そして「心のまっすぐな人を救う方、神はわたしの盾。」(同7:11)と言いました。
神が「憤りを表わしている」とは、ちょっと怖い感じがしますが、神様を信じている者からすると、自分が信じている神様が眠っているように見えても、ちゃんと事柄をご存知で私を守って下さる。敵に対して憤りを表わすということは、この神が私の味方であるということです。
神様は、御自分を信頼する人が窮地に立たされても「大丈夫だ」と安心できる恵みを与えて下さるのです。