ごきげんいかがですか。草加松原教会の川杉安美です。
先日、何かで読んだ話ですが、死んでいる小鳥を見て、子供が「どうやったら復活するの?」と聞いたそうです。おそらくゲームの影響なのでしょう。ゲームの主人公なら、死んだら復活してまたやり直すことができます。人間までそういうふうにできると、誤解するようになったら大変です。
しかし、実のところ大きな失敗をしたり、後悔するようなことがあると、人生やり直せたらいいなあと思うこともあるでしょう。あの時のあそこからもう一度やり直したい、あるいはあそこで違う道を選択していたら。誰しもそういうことがあるかもしれません。残念ながら過去を変えることはできません。しかし、出来事の意味を新しくとらえることは可能ではないでしょうか。
よくスポーツ選手が、「あの時は絶望したけれども、あの時の怪我や苦しみがあったからこそ、今の勝利がある。」と話すことがあります。聖書の中にこういう言葉があります。
「神を愛する者たち、つまり、御計画に従って召された者たちには、万事が益となるように共に働くということを、わたしたちは知っています。」。ローマの信徒への手紙8章28節です。神様を信じる人には、万事が益となるというのです。
私も、これまでの人生で失敗や後悔するようなことがありました。けれども一生を終わるときに、なるほど「万事が益だった。」と悟らされることを期待して、神様に信頼し、委ね、お従いしています。神様を信じていくこと、それが、全てが益となるカギです。