いかがお過ごしですか。北中山教会の坂本です。
ある小冊子に、こんなことが出ていました。
「不幸になりたいと望む人は、次のことを守れ。1.自分ほどえらい人間はないと、いつも考えること。2.他の人が自分のためにもっと何かしてくれていい筈だ!と考えよ。3.人の罪、過ちを決して許さないこと。」確かに、不幸になれそうですね。
人を「赦す」という行為は、私たちにとって大変難しいことです。どんなに長い時が流れても、決して赦すことができないこともあるのです。しかし、それは終わりのない憎しみに支配されることではないでしょうか。
イエス様は「7の70倍までも赦しなさい。」(マタイ18:22)と言われました。それは、無制限に赦すということです。イエス様は神であられるのに、人となって私たちの世界に来て下さいました。そして、その身に人間の罪を背負って十字架につけられながら「父よ、彼らをお赦しください。」と祈られました。このお方は、どんな時にも私たちを赦し支えて下さるのです。この愛を知って、私たちは他者を受け入れ赦すことに気づかされてゆくのです。
聖書の言葉
「そのとき、イエスは言われた。『父よ、彼らをお赦しください。自分が何をしているのか知らないのです。』」
ルカによる福音書23章34節