おはようございます。仙台教会の元牧師、首藤正治です。
今月は、主イエス・キリストが復活後、昇天までの40日の間の出来事についてお話しします。
マタイ福音書28章によると、復活後一番最初に会われたのは、十字架上のキリストを見守っていたマグダラのマリアと、もう一人のマリアでした。この時の出会いは、もちろん女性たちが墓へ行くという積極的な行為があったからですが、それでも主イエスの方から姿を現わされて「おはよう。」と声をかけられたから、実現したのです。
さらに驚くべきことには「ガリラヤで兄弟たち、即ち主イエスの弟子たちみんなと会う」約束までされたのです。そして実際にガリラヤの山でお会いになりました。
でも考えてください。当時の男性中心の社会で、弱い立場にあった婦人たちを最初に出会って下さったのです。さらにローマの官憲やユダヤのサンヘドリンを恐れて潜んでいた弟子たちとも出会って下さいました。
主イエスは絶えず弱い者たちを憐れみ、慈しみ、愛して下さる方なのです。ここに復活のキリストの愛があります。