熊田なみ子のほほえみトーク 2017年8月29日(火)放送

熊田 なみ子(スタッフ)

熊田 なみ子(スタッフ)

ほほえみBOX-ちょこっとことばのレッスン(16)

= お便り紹介 =
 いつもほほえみトークをお聴き下さりありがとうございます。いただいたメールやお葉書、お便りを心から感謝しています。
 7月は思いがけない「世の光いきいきタイム」に出演となり「聴きましたよ〜」とお声をかけていただいています。番組コーナーにもサンペイさんからご感想メールをいただきました。ネットで流れる私の声ではなく、ラジオから流れてきたということも喜んでくださいました。これからも新しい出会いが起こるかもしれませんね!

 また、7月から小さな朗読会で「貝のうた」のお話がはじまり、ローズさんから「一回目から聞けてうれしいです。私もよく物思いにふけっていることがあります。貝の娘と同じ気がします。」といただきました。このお話しは以前KTWR(グアムからの短波放送)で放送したのですが、心に響くご感想がたくさん届き、またこのお話を捜していたリスナーもいらっしゃいました。「わたしはどこから来て、やがてどこに行くの?」心の奥深くの悩みと娘は正直に向き合い悩んでいるのです。私もそうでしたからこの気持ちがわかるのです。

 今回はネット放送ですから、いつでも、どこでも、何度でも聴けます。あなたも是非このお話し聴き続けてください。変わり者といわれ、仲間外れになり、一人ぼっちの悲しさの中で涙を流しながら生きる貝の娘です。このシリーズの音楽は、佐々木冬彦さんのハープ演奏でバッハ作曲「♪プレリュード」を使わせていただいています。佐々木さんも5月6月のほほえみスタジオで新作のCD「愛について」をご紹介くださいました。

 シャム猫さんが当選しご感想をくださいました。「何回も聴きました。歌詞カードに佐々木さんの演奏家生命があとどれくらい残っているかわからないので急いで録音を決めたとありどうして?と読み進めたら、佐々木さんは若い時左目の網膜剥離の大手術を受け、51歳の時ハープの弦を見ることに支障をきたすまでに悪化したことを知り私はショックを受けました。そして、鬱病とパニック障害にも襲われ、私から見たら成功した音楽家に見えていたけれど、実情は病に襲われかわいそうに思いました。でもCDの音楽は素晴らしい。涙を流しながら聴いています。佐々木さんの病気が良くなりますようお祈りいたします。」といただきました。ありがとうございました。


= 8月のちょこっとことばのレッスン(第16回) =
 今日も心に気持ち良い風が爽やかに吹いてくるような一日でありますように。今月は「快い言葉」についてのあれこれを。

 もう天国に凱旋されましたが、牧師の前田豊先生がこどもたちのために賛美歌を作ってくださいました。「イエスさまは」という曲です(「光の中で歌おうよ」新教出版社)。「♪イエスさまはいつもわたしの救い主、私は道とおっしゃって…」と。子ども達は賛美しながらイエスさまが「おっしゃったのだ!」と敬語を覚えることでしょう。
 尊敬する年上の方に「先生、お食べになってください。」という言い方はどうでしょう? 「先生、お召し上がりください。」となります。ちょっと窮屈? でも親しき仲にも礼儀あり!ですよね。身近な大人たちの言葉を聴きながら子ども達は育ちますから快い言葉を伝えていきたいものです。「明るく」「やさしく」「美しく」そして「やわらかく」「たおやかに」。たおやかにという表現など消えた言葉になってしまっているのでしょうか?

 先日コンビニで「こちらのほうでよろしいですか?」と店員さんが…。この言葉もちょっと気になりませんか?「こちらでよろしいですか?」とスッキリ語りかけるほうが良いように思えますね。また、「お」や「ご」もつけすぎると二重敬語になってしまいますが丁寧な言葉は、受け手が「わたしを大切にしてくれている」という印象を与えてくれます。

 さぁ今日から言葉をプラス表現で。いつも私たちに神様の恵みが注がれていますからその恵みを数えてみましょう。この間お話ししましたが、今日こうして「声」をいただきながら番組でお話出来ることもあたりまえではありません。5年前くらいも強烈な痛みに襲われて苦しんだことがあったのですが、今年も5月に声が潰れてしまってしみじみ思っています。

 今日も恵みを数えて生きていきましょう。プラス表現で。例えば「もう時間がない」と「まだ5分もある」随分印象が違います。いただくいのちの時間も同じですよね。年を重ねていろいろ失っても生きる感謝と希望が溢れます。いやな気持で「〜しなくては」というより、喜んで「〜しよう」とプラス表現で言えると嬉しくなりますね。「どれでもいい」ではなくて「どれもいい」。金子みすずの「みんな違ってみんないい」みたいですが…。あなたのオンリーワンヴォイスも快い言葉で満たされますように。
 「〜のせいで」というと不幸を嘆くような言葉ですが「〜のおかげで」と言い直すとちょっと変わってきます。試練に直面した時など聖書の言葉を。「あなたがたを襲った試練で、人間として耐えられないようなものはなかったはずです。神は真実な方です。あなたがたを耐えられないような試練に遭わせることはなさらず、試練と共に、それに耐えられるよう、逃れる道も備えていてくださいます。」(1コリント10:13)「これはすごく難しいそう…」と思ってしまうと前に進みませんが「やってみよう!」となると素敵な言葉になりますね。
 「ありがとう」「ごめんなさい」「どうぞ」も人間関係でお互いの心のドアを開いてくれる快い言葉です。  くまだなみこ

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