ご機嫌いかがですか。所沢ニューライフ教会の玉井宜行です。
あるところに裁判官と貧しい女性が住んでいました。裁判官は人を人とも思わない情に乏しい人でした。
ある日、女性は裁判官のところに行って、「相手を裁いて私を守ってください。」と頼みました。しかし裁判官は無視して話を聞こうとはしませんでした。女性はあきらめることなく、裁判官のところに行って頼み続けました。何回も頼み続ける女性に対して裁判官はついに、その女性のために裁判をすることになったのです。
私たちも聞いてもらいたい課題や問題をたくさん持っています。私たちは、それを神様に対して祈りという形で相談します。しかしほとんどの課題について、なかなか答えをもらうことができません。時間が経つにつれて、私たちの熱心さが衰えていきます。やっぱり祈ってもだめだ、とのあきらめが心を支配します。しかし私たちはそのような時にこそ、熱心に求めた女性の姿を思い出さなければなりません。
人を人とも思わない裁判官でさえ、女性の願いを聞き届けたのです。であるならば、一人ひとりをご自身の子どもとして愛してくださっている神様は、その祈りをしっかりと聞き届けてくださいます。そして神様の目から見て、愛するあなたに最もふさわしい時、祈りに答えてくださるのです。
決して変わることのない、真実の神様を見つめながら、今日もあきらめることなく、熱心にそして大胆に、神様に祈り求めてください。