ごきげんいかがですか。小林義信です。
本日のみ言葉は、マタイによる福音書15章11節です。
「口に入るものは人を汚さず、口から出て来るものが人を汚すのである。」
イエス様はご自身に敵対するユダヤの権力者たちが、外形的な規定によって、人を汚れある者として裁いていることを非難されました。イエス様が申されたのは、「汚れとは人の心の内から出て来るものであり、その思いが具体的な口や、手足の行動となって人に害を及ぼす。」ということでした。
彼らは、正しい人イエス様がいては自分たちに都合が悪いからといって、十字架に架けて殺そうと計画し、実行しました。その口実は「神を冒涜している。」でありました。これが神の子イエス様に対する裁きの中心点でありました。いつの世もそうですが、人に争いを仕掛けたり、人を陥れるとき、真実とはかけ離れた口実をもって人を裁いています。私たちも日常生活の中で、高慢や傲慢の心、嫉妬心や憎しみの心で隣人を足蹴にしたり、裁いたりすることがあるものです。
しかし、そのような時にもう一度自分を振り返ってみてください。あなたの言動がまことの正義であるかどうかです。
イエス様は申されました。「あなたたちは肉に従って裁くが、わたしはだれをも裁かない。」(ヨハネ8:15)
このような、イエス様の憐みの心を受け止めてまいりましょう。