いかがお過ごしですか。船橋高根教会の牧師の小峯明です。
わたしたちを愛し、守り支えてくださる神様は、わたしたちの髪の毛までも一本残らず数えておられます。それほどに、わたしたちを大切に思ってくださいます。
確かにわたしたちが目にする現実は、厳しいこともあるかも知れません。仕事がうまくいかない時もあるかも知れません。夫婦の間に問題が起こることもあるかも知れません。子どもたちが辛い思いをしているかも知れません。様々な課題や困難があると、神様は今わたしたちを忘れておられるのではないかと不安になるかも知れません。
しかしながら聖書は、「あなたがたの髪の毛までも一本残らず数えられている。」(マタイ10:30)と語ります。わたしは57歳になりまして、頭髪も薄くなりました。薄くなったとは言っても、髪の毛をすべて数えることは困難です。わたしたちの神様は、毎日生えかわり抜け毛もあるような、複雑なわたしたちの髪の毛をも、すべて把握しておられます。それほどにわたしたちを愛し、守り支えていてくださるということです。
そうであれば、わたしたちは何も恐れることはありません。聖書は「人々を恐れてはならない。」とも語ります。
人間関係の軋轢やいじめなどに苦しむ時に、わたしたちは人を恐れます。しかし、人間を恐れる必要はありません。なぜなら人間には、髪の毛を数えるほどの力もなく、配慮もできないからです。ですからその時には、わたしたちはただ神様だけを恐れればよいのです。それは畏敬の念を抱いて、神様に心を向けるということです。神様だけを恐れる者は、他の何者をも恐れる必要がありません。
神様だけを恐れることで、わたしたちはすべての不安と恐怖から解放されます。神様を恐れること、それは神様を信頼することなのです。