ご機嫌いかがですか。千葉県八千代市にあります勝田台教会の牧師をしております、坂井孝宏と申します。
クリスチャンに独特の言葉遣いを天国人のボキャブラリーとして紹介しておりますけれど、そもそも「天国」という言葉が要チェックですよね。日本語で普通に天国、っていいますと、あの世の極楽浄土のことを思い浮かべるんじゃないかと思います。そして、温泉に入ったりすると、「はー、天国だ。」なんて言ったりしますよね。
でもクリスチャンにとっての天国ってちょっと違うんです。クリスチャンにとって天とは、神がおられるところです。だから天の国とは、神の国とも言われます。そして天の国をいただくっていうのは要するに、神様に満たされるっていうことです。神様に愛され、支えられ、神様のもとでくつろいで、慰めを受ける。そして、新しい命を注がれて、神の教えに生きる勇気と力をいただいて、信仰と希望と愛をいただいて、キリストと共に歩み始める。そういう人のことを天の国に生きている人、天国人、っていうんですね。
イエス様は言われました。「心の貧しい人々は幸いである、天の国はその人のものである。」(マタイ5:3)
自分には誇るべきなにものもないんだ、心まで貧しい、何もない、その心が打ち砕かれて打ちひしがれている。でもそんなあなたが幸いだ。喜んでいいんだよ。そういうあなたこそが、神様を心にお迎えすることができる。神様はそのあなたと、共におられる。あなたを天の国に招いておられるんだって教えてくださったんです。