あさのことば 2017年10月31日(火)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

豊川修司(宇都宮教会代理牧師)

豊川修司(宇都宮教会代理牧師)

メッセージ: アブラハムへの約束

 ご機嫌いかがですか。牧師の豊川修司です。

 神はノアの箱舟に乗った8人から、さらに子孫を増やしました。その子孫の一人が信仰の父と言われるアブラハムです。神は創世記12章1、2節で「あなたは生まれ故郷、父の家を離れて、わたしが示す地に行きなさい。わたしはあなたを大いなる国民にし、あなたを祝福し、あなたの名を高める祝福の源となるように。」とアブラハムに約束を告げます。アブラハムは神の約束の言葉に従って旅立ったのです。

 新約聖書ヘブライ人への手紙11章には、次のように書かれています。「信仰によって、アブラハムは、自分が財産として受け継ぐことになる土地に出て行くように召し出されると、これに服従し、行き先も知らずに出発したのです。」(8節)とあります。

 神の約束、そして計画は必ず実現します。この約束を信じることがクリスチャンの歩みです。信仰とは、望んでいる事柄を信じ、見えない事実を信じることなのです。旧約聖書の人たちはこの信仰に立っていたのです。

 アブラハムは既に年老いて、子どもがいないので神の約束の実現を否定します。しかし神は彼を連れ出して言われました。
 「天を仰いで、星を数えることができるなら、数えてみるがよい。あなたの子孫はこのようになる。」
 アブラハムは将来の姿を見ていないのに、主の言葉を信じました。主はそれを神の前で正しいものと認めたのです。

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