おはようございます。今日も、お元気にお目覚めですか。持田浩次です。
パウロが書いた手紙の中に、フィリピの信徒への手紙があります。ローマの獄屋で鎖につながれていたパウロを励ますために、フィリピ教会から贈り物が届けられました。その贈り物についてパウロはこのようにお礼を書いています。
「あなたがたは、よくわたしと苦しみを共にしてくれました。フィリピの人たち、あなたがたも知っているとおり、わたしが福音の宣教の初めにマケドニア州を出たとき、もののやり取りで私の働きに参加した教会はあなたがたのほかに一つもありませんでした。」(4:15-16)
遠く離れたパウロを励まそうと贈り物が送られたことが、パウロにとっては、苦しみを共にしてくれたことだというのです。
贈り物には、贈った人の心が込められています。贈り物をとおして伝わってくるフィリピ教会の人たちの心によって、パウロの苦しみは軽くなり、励まされたと思います。物でなくても、手紙や電話でも、言葉を贈ることで、苦しみを共にすることができます。
あなたの家族、友人、知り合いに、あなたの言葉を必要としている人がいませんか。ぜひ、その方のために、神さまにお祈りしてから、言葉を贈ってあげてください。きっと神様がその方の心を慰め、励ましてくださると信じます。
今日の聖書の言葉。
「あなたがたについてわたしたちが抱いている希望は揺るぎません。なぜなら、あなたがたが苦しみをともにしてくれているように、慰めをも共にしていると、わたしたちは知っているからです。」コリントの信徒への手紙二 1章7節