ごきげんいかがですか。東川口教会の櫻井良一です。
今日は「思い悩む」ということについて考えてみましょう。あなたは普段、どんなことで思い悩むことがありますか。今の自分にできることを、最善を尽くして行うために、あれこれと考えたり、思いを深めることは大切なことです。
しかし、「思い悩み」のほとんどは自分にはできないこと、不可能なことをあれこれと考え、悩むことで貴重な時間を費やしてしまいます。それなのにどうして私たちは「思い悩む」ことを止めることができないのでしょうか。どうして、無意味な「思い悩み」から解放されることができないのでしょうか。
それは、私たち人間が神さまに造られた存在であり、神さまに生かされている存在であることを忘れているからです。私たち人間は、本当は弱く、小さな存在でしかありません。そして私たちは神さまに守られているからこそ、今日という一日を生きることができるのです。
私たち人間がこの神さまの存在を忘れてしまったらどうでしょうか。私たちは自分で神さまの役割まで引き受けなければなりません。ところが、そんなことはすることができない、不可能なことです。だから私たちは「思い悩む」ことから解放されることができないのです。イエスさまはそんな私たちに「思い悩み」から解放されるヒントを与えてくださっています。
イエスの言葉
「だから、明日のことまで思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。その日の苦労は、その日だけで十分である。」
マタイによる福音書6章34節