いかがお過ごしですか。東京恩寵教会協力牧師の千ヶ崎基です。今日も、神様の御言葉に聞きたいと思います。
皆さんは、毎日の生活の中で、「これは自分の力によることではないなぁ。」と思ったことはないでしょうか。反対に、これまでの人生は自分の努力と決断によっているのだから、特に誰かの力や助けがあったわけではないと思う人もいるかもしれません。私たちは、自分の頭で考え、悩み、決心し、そして多くの労力を注ぎ、人生を積み重ねてきました。それは間違いないことです。
でも、やはり忘れてはならないことは、自分の人生が、自らの力によって成り立ってきたのではないという事実です。それは、私たちの命について最も鮮やかに現れているのではないでしょうか。私たちは自分で自分を生んだのではなく、親や社会の中で共に生きる人たちとの関わりによって、初めて生きていられるのです。
詩編2編7節の後半に、「お前はわたしの子、今日、わたしはお前を生んだ。」という神様の言葉があります。
私たちの命、人生の全てにおいて、神様は気づかないところにまで深く関わってくださり、祝福してくださっていたのです。この神様に身を寄せていくとき、私たちは人生の全てに意味を見出し、本当の「幸い」を得るのです。