ごきげんいかがですか、銚子栄光教会牧師、小林義信です。
本日の聖書箇所は、新約聖書マタイによる福音書9章の13節です。
「わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」イエス様はこのように語られました。
教会に初めて来られる多くの方が、「わたしのような者は、教会に相応しくないのでは。」とお尋ねになります。ところが、この福音書を記したマタイは、ローマ政府から徴税人としての権利を買い、必要以上の金額をとり、それを懐に納め、人々から憎まれ、罪人の頭として嫌われておりました。でもイエス様は、彼を弟子とされたのです。イエス様はこの様に、人々から嫌われ、蔑まれ、絶望の中にある人々にその救いの御手を差し伸べられたのです。
「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。」これがイエス様がこの世に来られた目的の一つでありました。自分は正しい者だと高ぶる者にではなく、己の罪を何時も自覚し、悩み苦しんでいる者に救いの御手を差し伸べることであったのです。
医者は病人に対しては、憐みを持って対応する者であります。消えかかっている命を救いたいと願うものであります。このような人々に、救いの手を差し伸べるイエス様こそ、真のお医者さんなのであります。
このお方は心を病んでいる人、病気で苦しんでいる人々を愛されました。イエス様の体なる教会は、そのような方々のために扉が開かれているところです。ぜひ一度、その扉を叩いてみて下さい。イエス様にお会いできるでしょう。