あさのことば 2017年7月4日(火)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

浅野正紀(江古田教会牧師)

浅野正紀(江古田教会牧師)

メッセージ: イエスの十字架

 いかがお過ごしでいらっしゃいますか。江古田教会の浅野正紀です。今日も、聖書の言葉に共に耳を傾けましょう。今週は、私たちの救い主であるイエス・キリストについて考えています。

 イエス・キリストは神の子でありながら、へりくだって貧しい姿で、私たちが生きているこの世界に誕生してくださいました。イエス・キリストは、この世界で、様々な苦しみ、悲しみを味わわれました。イエスの味わわれた苦しみの頂点が十字架の死です。

 マルコによる福音書15章34節には、イエスの死についてこう記されています。
 「3時にイエスは大声で叫ばれた。『エロイ、エロイ、レマ、サバクタニ。』これは『わが神、わが神、なぜわたしをお見捨てになったのですか』という意味である。」

 イエス・キリストは、何も罪を犯していないにもかかわらず、捕らえられ、ローマ総督ピラトによって十字架にかけられました。イエス・キリストは、この十字架刑によって、神に見捨てられるほどの痛みと苦しみを味わわれました。こうして、神の子であるイエス・キリストは、十字架にかかって死に、墓に葬られました。イエス・キリストは、私たちが生きていて味わうどんな痛みや苦しみも、十字架のゆえに理解してくださいます。

 私たちが悩み苦しみの中にある時、肉体的な痛みの中にある時、その苦しみ、痛みを十分に知っておられるイエス・キリストが必ず共にいてくださいます。

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