いかがお過ごしでいらっしゃいますか。江古田教会の浅野正紀です。今日も、聖書の言葉に共に耳を傾けましょう。今週は、私たちの救い主であるイエス・キリストについて考えています。
イエス・キリストは神の子でありながら、へりくだって貧しい姿で、私たちが生きているこの世界に誕生してくださいました。イエス・キリストは、この世界で、様々な苦しみ、悲しみを味わわれました。イエスの味わわれた苦しみの頂点が十字架の死です。
マルコによる福音書15章34節には、イエスの死についてこう記されています。
「3時にイエスは大声で叫ばれた。『エロイ、エロイ、レマ、サバクタニ。』これは『わが神、わが神、なぜわたしをお見捨てになったのですか』という意味である。」
イエス・キリストは、何も罪を犯していないにもかかわらず、捕らえられ、ローマ総督ピラトによって十字架にかけられました。イエス・キリストは、この十字架刑によって、神に見捨てられるほどの痛みと苦しみを味わわれました。こうして、神の子であるイエス・キリストは、十字架にかかって死に、墓に葬られました。イエス・キリストは、私たちが生きていて味わうどんな痛みや苦しみも、十字架のゆえに理解してくださいます。
私たちが悩み苦しみの中にある時、肉体的な痛みの中にある時、その苦しみ、痛みを十分に知っておられるイエス・キリストが必ず共にいてくださいます。