いかがお過ごしでいらっしゃいますか。江古田教会の浅野正紀です。今日も、聖書の言葉に共に耳を傾けましょう。今週は、私たちの救い主であるイエス・キリストについて考えてみましょう。
イエス・キリストは、神の子でありながら、私たちが住んでいるこの世界に誕生してくださいました。ルカによる福音書2章6節から7節にこう記されています。
「ところが、彼らがベツレヘムにいるうちに、マリアは月が満ちて、初めての子を産み、布にくるんで飼い葉桶に寝かせた。宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからである。」
イエスは、イスラエルの偉大な王であるダビデの出身地、ベツレヘムで誕生しました。この時、イエスを産んだマリアは、何らかの理由で、宿屋に泊まることができませんでした。そのため、家畜小屋で出産しなければなりませんでした。こうして、生まれたばかりのイエスは、布にくるまれて、家畜がえさを食べる飼い葉桶に寝かせられました。これが私たち【の】救い主の誕生です。
神の子であるイエス・キリストの誕生であるにもかかわらず、あまりにもみずぼらしい状況です。救い主イエス・キリストの誕生は、決して華々しいものではありませんでした。神の子は、へりくだって貧しい姿で、私たちと同じまことの人として、この世界に誕生してくださいました。イエス・キリストは、まことの人として、私たちが生きていて味わう様々な苦しみ、悲しみをすべて味わってくださいました。