あさのことば 2017年6月29日(木)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

尾崎純(光が丘キリスト教会牧師)

尾崎純(光が丘キリスト教会牧師)

メッセージ: 結婚について(1)

 いかがお過ごしでしょうか。東京練馬の光が丘キリスト教会で牧師をしております、尾崎純と申します。

 聖書に記されている最初の結婚式は、アダムとイブの結婚です。その場面を読むと、聖書が夫婦とはどのようなものであるとしているのかが分かります。
 「人が独りでいるのは良くない。彼に合う助ける者を造ろう。」(創2:18)これが結婚に先立つ神の御言葉です。この神の判断によって、結婚ということがなされます。つまり、結婚は神のご判断によるのです。

 「彼に合う助ける者を造ろう。」と聞きますと、妻は夫のおまけであるようにも聞こえてしまいかねませんが、「彼に合う」という時の「合う」という言葉は、原文を見ますと、「向かい合う」という意味の言葉です。つまり、夫婦とは、向かい合って、助け合って生きるものだというのが、夫婦についての聖書の認識なのです。

 夫婦がお互いに欠けや弱さを抱えているということは事実としてあるでしょう。けれども、相手の長所も短所も、才能も欠点も、力も弱さも、ちょうどお互いにとって、必要なものなのです。相手の弱さによって、私たちは鍛えられ、成長させられます。そして、そこにおいて愛することを学び、真剣に相手に向かい合うようにされていきます。パズルのピース同士が、欠けがあるからこそぴったり合うように、お互いの欠けや弱さは、お互いにとって必要不可欠なものなのです。
 そのようなご判断に基づいて、神様は私たちのパートナーを選んでくださったのです。

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