いかがお過ごしでしょうか。羽生栄光教会の村田寿和です。
聖書は、イエス・キリストを信じて、洗礼を受ける人には、神様の霊、聖霊が与えられると教えています。イエス・キリストを神の御子、救い主と信じることができるのは、神様の霊、聖霊のお働きのゆえであるのです。
イエス様は、弟子たちに、神様を「天の父よ」と呼び、祈るようにと教えられました。そして、そのように祈ることができるのは、イエス様を信じる私たちに聖霊が与えられているからなのです。聖霊は、父なる神の霊であり、御子イエスの霊でもあります。私たちは、御子イエスの霊を与えられて、「アッバ、父よ」と祈ることができるのです。
「アッバ」とは、幼い子供が父親を呼ぶ言葉で、「おとうちゃん」とか、「パパ」という意味です。イエス様も、神様に「アッバ、父よ」と祈られました。そのイエス様の聖霊を与えられて、私たちも、「アッバ、父よ」と祈ることができるのです。ただ口先だけで祈るだけではなく、全幅の信頼を持って、「アッバ、父よ」と祈ることができるのです。イエス様は、神様を「天の父よ」と呼ぶように教えられただけではなくて、神様を父として信頼する心をも与えてくださったのです。
今日の聖書の言葉。「それは、律法の支配下にある者を贖い出して、わたしたちを神の子となさるためでした。あなたがたが子であることは、神が、『アッバ、父よ』と叫ぶ御子の霊を、わたしたちの心に送ってくださった事実から分かります。」(ガラテヤの信徒への手紙4章5節、6節)