いかがお過ごしですか。船橋高根教会の牧師の小峯明です。
イエス様は、優しい方です。その優しさは、柔和で謙遜な者と語られています。
しかし、わたしたちはあまり優しくありません。むしろ、人をけなしたり、ケチをつけたり、不愉快なことがあれば、暴言を口にしたり、人を傷つけてしまうような愚かな者です。わたしたちも人にやさしくできるでしょうか。
イエス様は、「わたしの軛を負い、わたしに学びなさい。」(マタイ11:29)と言われました。イエス様に従い、イエス様と共に歩むということです。軛は、牛が畑をすき起こす農具を引いたり、荷車を引くために用いられる道具です。
この軛は普通は2頭の牛に1つの軛として、つけて用いました。そうしますと、イエス様の軛を負いなさいということは、イエス様と共にもう1頭の牛の軛をわたしたちがつけることになります。イエス様の軛を共に負いますが、実質的にはイエス様が軛を追われて農具を引っ張りますので、すべての負荷はイエス様が担ってくださいます。イエス様と共に、農具を引くことにより、わたしたちはイエス様の教えを学びます。
イエス様は、神を愛することと自分を愛するように隣人を愛することを教えました。しかし、わたしたちは、なかなかそのようにすることができません。しかし、重くて動かない農具でもイエス様がわたしと二人で引っ張ってくださいます。そのようにして、イエス様がやさしくわたしたちを導いて下さいます。イエス様の優しさに触れて、はじめてわたしたちは優しさに生きることができるようになります。
「わたしに学びなさい。そうすれば、あなたがたは安らぎを得られる。」とイエス様は語りました。
イエス様を信じて従う時に、わたしたちも人に優しくし、安らぎを得て歩む者とされます。