ご機嫌いかがですか、千葉県八千代市にあります勝田台教会の牧師をしております、坂井孝宏と申します。
信仰を持つということは、新しい外国語を習得することと似ております。クリスチャンは天に国籍をもつ天国人なのですが、そういう天国人のボキャブラリーを身につけていくことで、体も魂も新しくされていくのです。
今日皆さんに紹介しますのは、「恵み」という言葉です。クリスチャンはよく言うのです。「これは恵みですね。」「恵みをいただいた。」「恵まれた。」…うれしいことやいいことがあるとそう言います。ラッキーという風には言わないんですね。「神様の恵みだね。」と言います。
それは、何か私たちがいいことをしたから与えられるご利益、ご褒美ではありません。私たちには何の値打ちもないのに、ただ神様が自由に愛してくださって、私たちのために与えて下さるプレゼントを「恵み」といいます。
そしてそれは、うれしいことやいいことだけには限りません。今の私たちにとってはつらいことや、悲しいことが与えられるときもあります。でもそれもまた、私にとって必要だから、神様が与えて下さった「恵み」なのです。神様は決して悪いものをお与えにはなりません。
最後に詩編145編9節の御言葉を分かち合いましょう。
「主はすべてのものに恵みを与え、造られたすべてのものを憐れんでくださいます。」