皆さんお元気にお過ごしですか。私は茨城県つくば市東谷田部東中斜め向かい、筑波みことば教会牧師の小堀昇です。どうぞよろしくお願いいたします。
聖書はこのように語ります。「イエスはシモンに言われた。『恐れることはない。今から後、あなたは人間をとる漁師になる。』そこで、彼らは舟を陸に引き上げ、すべてを捨ててイエスに従った。」(ルカ5:10-11節)
シモン・ペテロは、何を恐れていたのでしょうか。湖畔に立つイエスの周りに、神の言葉を聞こうと群衆が押し寄せてきました。2そうの舟と網を洗っている漁師達に目を留めたイエスは、その内の1そうであるシモンの舟に乗り、岸から漕ぎ出すように頼むのです。舟から群衆に、そして教え始められます。イエスの教えには、シモンの心にも響くものがあったのでしょうか。徹夜の漁が徒労で終わり、疲れて気落ちしていたのに、イエス様に促されると、「お言葉ですから、網を降ろしてみましょう。」このように従ったのです。
しかし彼の内心はどうだったのでしょうか。舟を漕いでもらわなければならない大工のイエスです。畑違いの「先生」です。
ところが、イエスのお言葉通りにすると、おびただしい魚で網は破れそうになり、3そうの舟は沈みそうになったと聖書は語ります。ペテロはひれ伏して、「主よ、わたしから離れてください。わたしは罪深い者なのです。」と告白します。漁師である自分以上に湖を知り尽くしている、恐らく、このお方は自分の全てをも知っていて下さるのだ。そのことに気がついた時に、彼は思わずひれ伏したのです。
イエス様はあなたのすべてを知っておいでになります。あなたの光も、あなたの心の闇も知っておいでになります。でもそんなあなたを「恐れることはない。」と語って下さり、あなたの罪を赦してくださるのです。