お元気にお過ごしですか。三郷教会の持田浩次です。
イエス・キリストは、12人を弟子として選びました。12人の弟子たちは、キリスト教会の土台を築きました。
その中に、マタイによる福音書を書いたマタイがいます。マタイは人々から税金を集める徴税人でした。
徴税人は、人々から嫌われ、罪人とみられていました。その理由は、集めた税金が、イスラエルを治めていたローマ帝国のためだったからです。それに、徴税人の中には、税金を多く請求して、自分のものにする人もいたので、罪人とみられていたのです。
イエス様は、収税所に座っていたマタイを見て「わたしに従いなさい。」と言われました。
マタイは立ち上がってイエス様に従いました。弟子に選ばれてうれしかったので、家に仲間の徴税人を集めて、イエス様と一緒に食事をしました。
それを見たイスラエルの指導者たちは、イエス様を批判しました。罪人と見られていた徴税人たちと一緒に食事をすることは、罪人の仲間になることだったからです。
その時、イエス様はこう言われました。「わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」
イエス様は、自分を正しい人と思っている人のために来たのではなく、神様に対して自分の罪を自覚する人のために来られたのです。
今日の聖書の言葉。イエス・キリストの言葉。
「わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」
マタイによる福音書9章13節