お元気にお過ごしですか。ラジオ牧師の山下正雄です。
「わたしは自由だ。」…これはだれもがそう思い、そうありたいと願っていることです。しかし、ほんとうの自由というのは、そう簡単には手に入りません。
たとえば、親や学校の先生から、いろいろ指図を受けて、束縛を感じているとします。親から自由になりたい、学校から自由になりたい、そう思った経験は誰もが一度は経験するでしょう。確かに、学校を卒業すれば、学校からは自由になれます。経済的に独立して親元を離れれば、親からも解放されるでしょう。
しかし、ほんとうの自由というのは、そういうものではありません。たとえば、自分の進路を自由に選べるでしょうか。打算が働いたり、見栄や世間体が介入してきたり、ときには後ろめたさから何かを決めたり、いつも心は得体のしれない力に支配されています。人間の心は自由に決断できるように見えて、実はそうではありません。不安や恐怖心に支配されて、物事を決めたり、決めるべきことを決めなかったりします。
イエス・キリストはほんとうの自由について、こう語っておられます。
今日の聖書の言葉…「わたしの言葉にとどまるならば、あなたたちは本当にわたしの弟子である。あなたたちは真理を知り、真理はあなたたちを自由にする。」ヨハネによる福音書8章31節32節