ご機嫌いかがですか。ラジオ牧師の山下正雄です。
最後の晩餐の席上で、イエス・キリストはこの世に残る弟子たちにたくさんのことを語られました。その言葉の一つ一つが、ヨハネによる福音書の中に記されています。
その数ある言葉の一つに、「互いに愛し合いなさい。」と弟子たちに勧める言葉があります。キリストは誰よりも神への愛と隣人への愛を貫かれたお方です。そのキリストがもっとも大切なこととして、互いに愛し合うようにと弟子たちに勧めています。しかも、「わたしがあなたがたを愛したように」とその模範を示しています。
キリスト教会とはイエス・キリストの愛に生きる者たちの集まりです。確かに、キリストと同じようには、愛に徹して生きることはできないかもしれません。しかし、そうあろうとしていることはほんとうです。少なくとも、この言葉によって、自分自身の行動がどうあるべきだったのか、いつも自分の行動を点検する機会を与えられています。キリストの愛に生きるようにと、今も神はわたしたちを招いておられます。
今日の聖書の言葉…「あなたがたに新しい掟を与える。互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。互いに愛し合うならば、それによってあなたがたがわたしの弟子であることを、皆が知るようになる。」ヨハネによる福音書13章34節35節