山下正雄（ラジオ牧師）

メッセージ： わたしが命のパン

　いかがおすごしですか。ラジオ牧師の山下正雄です。
　イエス・キリストは「わたしが命のパンである。」とおっしゃいました。どういう意味で、キリストは命のパン、なのでしょうか。
　キリストは続けておっしゃいます。「わたしのもとに来る者は決して飢えることがなく、わたしを信じる者は決して渇くことがない。」

　パンは肉体を維持していくために欠かせないものです。そういう意味では、どんなパンでも「命のパン」には違いありません。しかし、キリストは「決して飢えることがない。」「決して渇くことがない。」と「決して」という言葉を二度繰り返して、キリストが与える「命」の永遠性を強調しています。「命ははかないもの」と誰もが経験からそう思っています。しかし、キリストは永遠に続く命があることを教えています。ほんとうの命は、決してはかないものではありません。

　では、どのようにして、この命にあずかることができるのでしょう。パンなら、普通は食べるものです。「パンのところへ来なさい。」とか「パンを信じなさい。」とは言いません。「取って食べなさい。」というのが当たり前です。しかし、命のパンであるキリストは、まずキリストのもとへ行くこと、そして信じることによってしか、いただくことのできないパンです。

　今日の聖書の言葉…「わたしが命のパンである。わたしのもとに来る者は決して飢えることがなく、わたしを信じる者は決して渇くことがない。」ヨハネによる福音書6章35節

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