小峯明（船橋高根教会牧師）

メッセージ： わたしは良い羊飼いである

　いかがお過ごしですか。船橋高根教会の牧師の小峯明です。
　わたしたちはさまざまな言い方で自己紹介をすることがあるでしょう。まず名前を言うでしょう。あるいは職業を紹介するかも知れません。

　イエス様は、「わたしは良い羊飼いである。」と自己紹介をされました。わたしたちも自分の職業を紹介することがあるでしょう。わたしは会社員です、わたしは牧師です、わたしは酪農家ですと言うことがあるかも知れません。しかし、その時に、わたしは良い会社員ですというでしょうか。それを思うと、イエス様は不思議な自己紹介をなさいました。

　イエス様は良い羊飼いです、ということは、悪い羊飼いがいるということでしょう。確かに、世の中には良い会社員と悪い会社員がいるかも知れません。しかし、それは誰が決めるのでしょうか。人事部の方たちが、査定をする時に、業績が良いとか悪いとか考えるかも知れません。
　しかし、イエス様はご自身で、「わたしは良い羊飼いである。」と言われました。確かに悪い羊飼いは、狼や強盗が襲って来ると、羊を置いて逃げてしまいます。良い羊飼いは、羊を守り、養います。しかし、イエス様は「良い羊飼いは羊のために命を捨てる。」と言われました。ここにイエス様が良い羊飼いである決定的な理由があります。

　イエス様はご自身を犠牲にして、羊を命に導かれます。その命はよみがえりの命であり、本物の命です。肉体の死で終わらない命です。それはイエス様の十字架の犠牲を示しています。ここにただの羊飼いではない「良い羊飼い」であられるイエス様が示されています。

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